
迷いやすい屋根材えらび、主な5種類をまとめてみました
屋根のリフォームを検討されるとき、意外と悩むのが「屋根材ってどれがいいの?」という点ではないでしょうか。
スレート、金属、瓦、、名前は聞いたことがあっても、それぞれどう違うのか、ぱっとわかりづらいですよね。
今回は、よく使われる3種類の屋根材の特徴をなるべくわかりやすく整理してみました。
🧱 スレート屋根(カラーベスト)
スレート屋根は、セメントを主成分とした厚さ5mmほどの薄い板のような屋根材で、一般住宅で最も多く使用されている屋根材の一つです。コストパフォーマンスが良く、軽量、そして施工性が高いため、新築やリフォーム問わずよく選ばれています。
✔️ 特徴とメリット
軽量で建物への負担が少ない
コストが比較的安価で、施工しやすい
デザインのバリエーションも豊富
✔️ 注意点
表面塗装が劣化すると吸水しやすくなるため、10~15年ごとに塗装や補修が必要
割れやすいため、落下物や強風による破損リスクあり
✔️向いているケース
費用を抑えてリフォームしたい方
シンプルですっきりとしたデザインを好む方
🔧 ガルバリウム鋼板(金属屋根)
亜鉛をメッキさせた鋼板を「トタン」といい、そこにさらに「アルミ」を加えて耐久性を向上させた屋根材を「ガルバリウム鋼板」といいます。近年人気が高まっている金属系の屋根材で、「ガルバ」とも呼ばれ、軽くて丈夫、スタイリッシュな外観も魅力です。
✔️ 特徴とメリット
非常に軽量で、建物に優しい
サビにくく、耐久性が高い
モダンなデザインにぴったり
✔️ 注意点
遮音性・断熱性は素材単体ではやや低め(断熱材入り製品もあり)
雨音が気になる場合がある
✔️向いているケース
現代的なデザインがお好きな方
軽くて長持ちする屋根を選びたい方
カバー工法(既存屋根の上に重ね葺き)を検討されている方
🏠 アスファルトシングル
アスファルトを主成分とした柔らかいシート状の屋根材で、もともとはアメリカで誕生し、現在でも北米を中心に広く使用されています。軽量で扱いやすく、屋根の形状に柔軟に対応できるため、デザイン性の高い住宅やリフォームの現場でも採用されることが増えています。
✔️ 特徴とメリット
柔軟性があり、施工性が高い
防音性が高い
価格が比較的安価
✔️ 注意点
耐用年数が短め
色あせや風雨による劣化が早い
✔️向いているケース
コストを抑えたい方
屋根形状が複雑な場合
🪨 石粒付き金属屋根
石粒付き金属屋根は、鋼板の表面に細かい天然石の粒をコーティングした屋根材で、見た目の美しさと高い機能性を兼ね備えています。金属屋根の軽さや耐久性はそのままに、天然石の層が加わることで、断熱性・防音性が向上しています。
✔️ 特徴とメリット
高級感があり、耐久性が非常に高い
意匠性に優れている(同質役物を選択可能)
施工後の色落ちやムラが出にくい
✔️ 注意点
製品ごとに性能差がある
他の屋根材よりやや価格が高め
✔️向いているケース
カバー工法(既存屋根の上に重ね葺き)を検討されている方
高級感を求める住宅やデザインを重視される方
🏯 瓦屋根(和瓦・平板瓦)
昔ながらの日本家屋や寺社建築に多く使われている瓦屋根。近年はフラットなデザインの平板瓦も登場し、モダン住宅にも採用されています。
✔️ 特徴とメリット
ずば抜けた耐久性(50年以上使えることも)
断熱性・遮音性に優れ、室内環境が安定する
自然素材に近く、見た目も重厚感あり
✔️ 注意点
重量があるため、耐震性への配慮が必要(耐震補強が必要な場合も)
他の屋根材に比べて施工コストは高め
✔️ 向いているケース
長期的に住む家として性能重視の方
和風・重厚感のあるデザインが好きな方
地元の気候(豪雪地帯など)に瓦が適している場合
屋根材選びで意識したいポイントは?
どの素材にも、メリット、デメリットがあります。選択肢を絞る際は、家のデザインや耐久性、メンテナンスの手間、予算などをよく考えたうえで、最適なものを選ぶことが大切です。
屋根材 | 耐久性 | 重さ | メンテナンス | 特徴 |
スレート | △ (10-15年) | ○ 軽い | 定期塗装が必要 | コスパ◎、見た目すっきり |
ガルバリウム鋼板 | ○ (20-30年) | ◎ 軽い | 少なめ(塗装不要) | 軽くてスタイリッシュ |
アスファルトシングル | △ (10-20年) | ◎ 軽い | 表面の劣化に注意 | 防音性よし、柔らかくて加工しやすい |
石粒付き金属屋根 | ◎ (30年以上) | ◎ 軽い | 少なめ(長寿命) | 高級感あり、断熱・防音も優秀 |
瓦 | ◎ (50年〜) | △ 重い | 基本不要 | 和風・高耐久・断熱性高 |
屋根はなかなか目に入りづらい場所だからこそ、「知らないうちに劣化していた…」というケースもあります。これから家を建てる方や、リフォームを検討されている方は、どんな屋根材が家に合いそうか?今回の比較を参考にして、少しでもイメージがしやすくなったら嬉しいです。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください😊
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